家を建てたいと思ったとき、
- 「特にこだわりはないです」
- 「普通の家でいいんです」
- 「とりあえず住めれば」
という方は意外と多いです。
実際、
- 賃貸が手狭になった
- 子供が大きくなった
- 家賃がもったいない
- 年齢的にそろそろ
など、“必要に迫られて”家づくりを考え始めるケースも多くあります。
では、そういう場合は
👉 やっぱりハウスメーカーが一番なのか?
👉 建築家や設計事務所に相談してもいいものなのか?
今回は、そのあたりを実際の家づくりの現場感覚で書いてみます。
「こだわりがない」は、本当にこだわりがない?
家づくりの相談を受けていると、
最初は
👉 「特に希望ないです」
と言っていた方でも、
打合せが進むと意外といろいろ出てきます。
例えば、
- 「洗面と脱衣は別がいい」
- 「キッチンは見られたくない」
- 「玄関は広くなくていい」
- 「収納は見せたくない」
- 「季節感が大事だと思っている」
- 「暗めで落ち着く部屋が好き」
- 「家族の気配は感じたい」
など。


本人としては、
👉 “当たり前”
だと思っているので、
それを「こだわり」だと思っていないことが多いです。
実は「普通」が一番人によって違う
設計をしていて感じるのは、
👉 “普通の家”
ほど、人によって全然違うということです。
例えば今は、
- 対面キッチン
- オープンLDK
- シューズクローク
- 洗面脱衣室一体
- IHコンロ
などを希望する方が多いです。


でも実際には、
キッチンは閉じたい人もいる
「対面キッチンが当たり前」と思われがちですが、
- 料理に集中したい
- 手元を見られたくない
- 匂いを広げたくない
- 散らかりを隠したい
という理由で、
👉 壁付けキッチン
👉 独立キッチン
を好む方もいます。
ガスじゃないと嫌な人もいる
IHが一般的になってきていますが、
- 火が見えないと料理している感じがしない
- 中華料理をよく作る
- 火力重視
- 停電時が不安
などで、
👉 ガスコンロ派
の方も一定数います。
「実家がそうだった」がかなり大きい
よく出るのが、
👉 「実家がそうだったので」
という話です。
例えば、
- 玄関収納の位置
- トイレの広さ
- 廊下の有無
- ひな飾りなどの季節感
- 脱衣室の使い方
など。
育ってきた環境が、その人の“普通”になります。
だから本人は、
👉 「普通でいいです」
👉 「特にこだわりないです」
と思っていても、
実はかなり強い感覚を持っていることがあります。
夫婦でもそれぞれの実家があるので、感覚が違う事も見えてきたりします。
ハウスメーカーは「間違いが起きにくい」
では、こだわりが少ないと思っている人は、やっぱりハウスメーカー向きなのでしょうか。
これはある意味では正しいです。
ハウスメーカーは、
- 多くの人が不満を感じにくい
- クレームになりにくい
- 一般的に受け入れられやすい
ものを採用していることが多い印象です。
つまり、
👉 「とりあえず大きく失敗しにくい」
という安心感があります。
また、
- 選択肢が整理されている
- 決めることを減らしてくれる
- 標準仕様がある
ので、
👉 家づくりの負担が少ない
というメリットもあります。
ただ、「違和感」は後から出ることもある
一方で、
家づくりの最中には当たり前の事と思って確認していなかったが、
👉 住んでから気になる
ケースもあります。
例えば、
- 洗面と脱衣を分ければよかった
- キッチンが丸見えで落ち着かない
- 玄関収納が使いにくい
- ひな飾りやクリスマスツリーをしまう収納がない
など。
家づくり中は想像できなくても、
👉 実際に生活すると気づく
ことは多いです。
「全部お任せ」も悪いことではない
もちろん、
信頼できる会社に出会って、
👉 「この人たちに任せたい」
と思えるなら、
ある程度お任せで進めるのも一つの方法です。
住宅会社は多くのお客さんを見ているので、
- 失敗例
- 使いやすさ
- 一般的な感覚
を知っています。
なので、
👉 プロに任せた方が安心
という部分も確かにあります。
でも、“あなたの生活”を一番知っているのはあなた
ただ、
住宅会社は住宅の知識をたくさん持っていても
👉 “あなたの生活”
を一番知っているのは、あなた自身です。
- 朝どう動くか
- 何がストレスか
- 何が落ち着くか
- どういう暮らし方をしてきたか
は、人によって全然違います。
そこを細かく聞いて、
👉 「生活」として整理していく
👉 その人のための家として形にしていく
のは、設計事務所が得意な部分でもあります。
「こだわりがない人」ほど、相談してみてもいい
設計事務所というと、
- デザイン住宅
- 強いこだわり
- おしゃれな人向け
というイメージを持たれがちです。
でも実際には、
👉 「自分でも何がいいかわからない」
👉 「ぼんやりと“普通”でいいと思っている」
という人ほど、
会話の中で整理されていくことも多いです。
当たり前のことほど、ちゃんと伝えた方がいい
家づくりでは、
👉 「こんなの言わなくても普通でしょ」
と思っていたことが、
実は普通ではないこともあります。
逆に、
👉 「こんなこと言ったら変かな」
と思っていたことが、
生活にとってすごく大事だったりもします。
だから、
- 小さいこと
- 当たり前と思っていること
- うまく言葉にできないこと
でも、遠慮せず話してみた方がいいと思います。
それが、
👉 これから何十年も住む家
になるので。
まとめ
「特にこだわりがないから、どこでもいい」
というわけでは、実はありません。
むしろ、
👉 “普通の感覚”
が人によって違うからこそ、
家づくりでは差が出ます。
ハウスメーカーには、
- わかりやすい
- 選択肢が整理されている
- 一般的な安心感がある
というメリットがあります。
一方で、設計事務所や建築家は、
👉 “その人にとって心地いい暮らし”
を一緒に整理しながら考えられます。
「特別なこだわりがある人向け」と思われがちですが、
実際には、
- 自分でも何が合うかわからない
- なんとなく違和感をない暮らしをしたい
- 暮らしやすさを大事にしたい
という方ほど、
丁寧に話をしながら進めることで、
👉 “自分たちらしい普通”
が見えてくることも多いです。
なので、
「あまりこだわりがない」と思っている方こそ、
設計事務所に相談してみるのもいいかもしれません。
実際には、話していく中で
「自分たちはこういう暮らし方が好きだったんだ」と
気付くこともあります。
▶ 家づくりの相談はこちら 1952HINOKIYA一級建築士事務所
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