vol.14 「こだわりがない」人ほど、“誰に頼むか”で家づくりが変わる。

誰に頼むかで家づくりが変わる

家を建てたいと思ったとき、

  • 「特にこだわりはないです」
  • 「普通の家でいいんです」
  • 「とりあえず住めれば」

という方は意外と多いです。

実際、

  • 賃貸が手狭になった
  • 子供が大きくなった
  • 家賃がもったいない
  • 年齢的にそろそろ

など、“必要に迫られて”家づくりを考え始めるケースも多くあります。

では、そういう場合は

👉 やっぱりハウスメーカーが一番なのか?
👉 建築家や設計事務所に相談してもいいものなのか?

今回は、そのあたりを実際の家づくりの現場感覚で書いてみます。


「こだわりがない」は、本当にこだわりがない?

家づくりの相談を受けていると、

最初は

👉 「特に希望ないです」

と言っていた方でも、

打合せが進むと意外といろいろ出てきます。

例えば、

  • 「洗面と脱衣は別がいい」
  • 「キッチンは見られたくない」
  • 「玄関は広くなくていい」
  • 「収納は見せたくない」
  • 「季節感が大事だと思っている」
  • 「暗めで落ち着く部屋が好き」
  • 「家族の気配は感じたい」

など。

本人としては、

👉 “当たり前”

だと思っているので、

それを「こだわり」だと思っていないことが多いです。


実は「普通」が一番人によって違う

設計をしていて感じるのは、

👉 “普通の家”

ほど、人によって全然違うということです。

例えば今は、

  • 対面キッチン
  • オープンLDK
  • シューズクローク
  • 洗面脱衣室一体
  • IHコンロ

などを希望する方が多いです。

でも実際には、


キッチンは閉じたい人もいる

「対面キッチンが当たり前」と思われがちですが、

  • 料理に集中したい
  • 手元を見られたくない
  • 匂いを広げたくない
  • 散らかりを隠したい

という理由で、

👉 壁付けキッチン
👉 独立キッチン

を好む方もいます。


ガスじゃないと嫌な人もいる

IHが一般的になってきていますが、

  • 火が見えないと料理している感じがしない
  • 中華料理をよく作る
  • 火力重視
  • 停電時が不安

などで、

👉 ガスコンロ派

の方も一定数います。


「実家がそうだった」がかなり大きい

よく出るのが、

👉 「実家がそうだったので」

という話です。

例えば、

  • 玄関収納の位置
  • トイレの広さ
  • 廊下の有無
  • ひな飾りなどの季節感
  • 脱衣室の使い方

など。

育ってきた環境が、その人の“普通”になります。

だから本人は、

👉 「普通でいいです」
👉 「特にこだわりないです」

と思っていても、

実はかなり強い感覚を持っていることがあります。
夫婦でもそれぞれの実家があるので、感覚が違う事も見えてきたりします。


ハウスメーカーは「間違いが起きにくい」

では、こだわりが少ないと思っている人は、やっぱりハウスメーカー向きなのでしょうか。

これはある意味では正しいです。

ハウスメーカーは、

  • 多くの人が不満を感じにくい
  • クレームになりにくい
  • 一般的に受け入れられやすい

ものを採用していることが多い印象です。

つまり、

👉 「とりあえず大きく失敗しにくい」

という安心感があります。

また、

  • 選択肢が整理されている
  • 決めることを減らしてくれる
  • 標準仕様がある

ので、

👉 家づくりの負担が少ない

というメリットもあります。


ただ、「違和感」は後から出ることもある

一方で、

家づくりの最中には当たり前の事と思って確認していなかったが、

👉 住んでから気になる

ケースもあります。

例えば、

  • 洗面と脱衣を分ければよかった
  • キッチンが丸見えで落ち着かない
  • 玄関収納が使いにくい
  • ひな飾りやクリスマスツリーをしまう収納がない

など。

家づくり中は想像できなくても、

👉 実際に生活すると気づく

ことは多いです。


「全部お任せ」も悪いことではない

もちろん、

信頼できる会社に出会って、

👉 「この人たちに任せたい」

と思えるなら、

ある程度お任せで進めるのも一つの方法です。

住宅会社は多くのお客さんを見ているので、

  • 失敗例
  • 使いやすさ
  • 一般的な感覚

を知っています。

なので、

👉 プロに任せた方が安心

という部分も確かにあります。


でも、“あなたの生活”を一番知っているのはあなた

ただ、

住宅会社は住宅の知識をたくさん持っていても

👉 “あなたの生活”

を一番知っているのは、あなた自身です。

  • 朝どう動くか
  • 何がストレスか
  • 何が落ち着くか
  • どういう暮らし方をしてきたか

は、人によって全然違います。

そこを細かく聞いて、

👉 「生活」として整理していく
👉 その人のための家として形にしていく

のは、設計事務所が得意な部分でもあります。


「こだわりがない人」ほど、相談してみてもいい

設計事務所というと、

  • デザイン住宅
  • 強いこだわり
  • おしゃれな人向け

というイメージを持たれがちです。

でも実際には、

👉 「自分でも何がいいかわからない」
👉 「ぼんやりと“普通”でいいと思っている」

という人ほど、

会話の中で整理されていくことも多いです。


当たり前のことほど、ちゃんと伝えた方がいい

家づくりでは、

👉 「こんなの言わなくても普通でしょ」

と思っていたことが、

実は普通ではないこともあります。

逆に、

👉 「こんなこと言ったら変かな」

と思っていたことが、

生活にとってすごく大事だったりもします。

だから、

  • 小さいこと
  • 当たり前と思っていること
  • うまく言葉にできないこと

でも、遠慮せず話してみた方がいいと思います。

それが、

👉 これから何十年も住む家

になるので。


まとめ

「特にこだわりがないから、どこでもいい」

というわけでは、実はありません。

むしろ、

👉 “普通の感覚”

が人によって違うからこそ、

家づくりでは差が出ます。

ハウスメーカーには、

  • わかりやすい
  • 選択肢が整理されている
  • 一般的な安心感がある

というメリットがあります。

一方で、設計事務所や建築家は、

👉 “その人にとって心地いい暮らし”

を一緒に整理しながら考えられます。

「特別なこだわりがある人向け」と思われがちですが、

実際には、

  • 自分でも何が合うかわからない
  • なんとなく違和感をない暮らしをしたい
  • 暮らしやすさを大事にしたい

という方ほど、

丁寧に話をしながら進めることで、

👉 “自分たちらしい普通”

が見えてくることも多いです。

なので、

「あまりこだわりがない」と思っている方こそ、
設計事務所に相談してみるのもいいかもしれません。

実際には、話していく中で
「自分たちはこういう暮らし方が好きだったんだ」と
気付くこともあります。


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