vol.33 住宅に使われている木って何?意外と知らない木造住宅の材料の話

住宅に使われてる木

家づくりを考えるとき、

間取りやデザイン、断熱性能や耐震性能については気にする方が多いと思います。

でも、

「この家は何の木でできているんだろう?」

と考えたことはありますか?

八戸周辺で建てられる住宅の多くは木造住宅です。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造という選択肢もありますが、住宅規模やコスト、地域性などを考えると木造が選ばれることが一般的です。

今回は、普段あまり意識することのない「住宅に使われている木材」について少しお話したいと思います。

住宅に使われている木

木造住宅にも種類がある

木造住宅といっても、実は工法によって使われる木材が異なります。

現在主流となっているのは、

・軸組工法(在来工法)

・2×4工法(ツーバイフォー工法)

の2つです。

2×4工法では、SPF材と呼ばれる木材が使われることが一般的です。

SPFとは、

・スプルース

・パイン

・ファー

といった針葉樹の総称で、主に北米から輸入される木材です。

一方、柱や梁で骨組みをつくる軸組工法では、比較的自由に樹種を選ぶことができます。

住宅に使われている木

現代の住宅でよく使われている木

現在の住宅では、

土台には防腐・防蟻処理された木材、

柱や梁には集成材が使われることが多くなっています。

集成材とは、木材を複数枚貼り合わせて作る材料です。

品質のばらつきが少なく、強度の管理もしやすいため、現在の住宅業界では広く採用されています。

住宅展示場や建売住宅などでも、多くの住宅で使われています。

もちろん、集成材が悪いという話ではありません。

現在の住宅性能を支える重要な材料のひとつです。

国産材だけで家をつくることもできる

一方で、

・土台に青森ひば

・柱に杉

・梁に赤松

といった国産材中心の家づくりも可能です。

実際、昔の木造住宅はこうした木材で建てられていました。

ただし、

「昔と同じように建てればいい」

という単純な話ではありません。

現代の住宅では、

・強度

・乾燥状態

・含水率

・品質管理

なども重要になります。

そのため、国産材を使う場合でも、適切な材料選びや設計が欠かせません。

住宅に使われている木

八戸は実は木材に恵まれた地域

八戸周辺は、

青森ひば、青森杉、南部赤松などが流通する木材資源に恵まれた地域です。

今は全国どこの木でも手に入る時代です。

しかし、その裏では多くの輸送エネルギーが使われています。

そう考えると、

「地元で育った木を地元で使う」

という選択にも意味があるように感じます。

もちろん性能や価格とのバランスもありますが、家づくりを考える際の一つの視点になるかもしれません。

住宅に使われている木

完成すると見えなくなる部分だからこそ

住宅が完成すると、柱や梁などの構造材の多くは見えなくなります。

だからこそ、

何の木が使われているのかを気にする機会は少ないかもしれません。

ですが、家は何十年も住み続けるものです。

どんな材料でつくられているのか。

どこで育った木なのか。

そんなことを少し知るだけでも、家づくりはもっと面白くなると思います。

性能や設備だけではなく、材料そのものにも目を向けてみる。

それも木造住宅の楽しみ方の一つではないでしょうか。

■関連記事はこちら

お問い合わせ

檜屋木材店・ 1952HINOKIYA一級建築士事務所へのお問い合わせはこちらから。


お問い合わせ

檜屋木材店・ 1952HINOKIYA一級建築士事務所へのお問い合わせはこちらから。

目次