ブーランジェリーTAKA様のパン調理室と販売スペースの間に設けた青森ひばで作った組子格子の小窓です。
お施主様からは、
「パンを作りながら売り場の様子を確認したい」
「ただし、お客様からは調理室の中が見えないようにしたい」
というご要望がありました。
そこで採用したのが、麻の葉模様の組子格子です。
視線は適度に通しながらも、完全には見通せない。
閉じるでもなく、開くでもない。
その中間の関係をつくっています。
完成してみると、機能だけでなく壁面のアクセントとしても空間に表情を与えてくれました。

住宅の設計でも同じことがあります。
例えば、隣家との関係や室内同士のつながりを考える時、必ずしも「見える」「見えない」の二択ではありません。
格子や植栽、室内窓などを利用しながら、ほどよく気配を感じられる距離感をつくることで、居心地の良い空間になることがあります。
この小さな組子窓も、そんな設計の考え方を形にしたひとつです。
【この店舗の施工例はこちら・・・ブーランジェリーTAKA】
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